リウマチからの贈り物(25) ホ・オポノポノ
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このブログは、関節リウマチのような「治らない」とされている病気の方々に参考になることがあればと、書いています。また、ご病気でない方でも、病気のとらえ方、医療との付き合い方、代替療法の取り入れ方……など知っていれば、役に立つ情報もお伝えします
ホ・オポノポノ
前回は、自分を変えるためにアファーメーションをしている話を書きました。
「私は何よりもまず自分の心と体を大切に考えるようになりました」
と一日50回くらい唱えています。
それにも関わらず、当初なかなか考え方は変わりませんでした。
仕事ができなくなり、患者さんにご迷惑をおかけしていることが頭の片隅にいつもありました。また、リウマチの症状が進み始めた頃にも、「無理しなければ、病気にならなかったかも」、「いつ治るんだろう」、「いつ仕事に復帰できるだろう」……と考えて焦っていました。
過去を後悔し、未来を心配していました。
自分を大切にする以前に、今を生きていなかったということです。
何よりも休養する時期でした。自分の心と体を大切に考えようと、アファーメーションをしていても、心や行動に変化が伴っていませんでした。
このことは、家族や友だちからも指摘されました。本当に、自分を変えようとしてるのかと。
アファーメーションの言葉が、潜在意識にまで届いていなかったのです。
そんな時、ふと以前に読んだポ・オポノポノのことを思い出したのです。
ホ・オポノポノとは、ネイティブハワイアンの伝統的な問題解決方法です。目の前に起きていることは「100パーセント自分の潜在意識の中の情報(記憶)の再生である」と考えます。
この自分の記憶を「クリーニング」していくことで、目の前に起きている現実に変化が起きてくるとします。
ホ・オポノポノを世界に広めた第一人者、イハレアカラ・ヒューレン博士は、精神異常犯罪者ハワイ州立病院精神科医スタッフとして活動しました。その際、自分自身の記憶のクリーニングをすることで、患者に直接会うことなく全員を癒したというエピソードはとても有名な話です。
記憶をクリーニングするために、いくつかのツールが用意されています。その中のひとつが次の4つの言葉を唱えることです。
ごめんなさい、許してください、ありがとう、愛しています
「ごめんなさい」、「許してください」、という2つの言葉は、「自己卑下」的な響きを感じて嫌がる人もいると書いてありました。数年前初めて本を読んだとき私もそう思いました。
「愛しています」という言葉には、他の3つの言葉も含まれるため、「愛しています」だけでもいいとのことでしたので、本を読んだときはこの言葉だけを唱えていました。
そして、久ぶりに、改めてこの4つの言葉を唱えてみました。
すると「ごめんなさい」、「許してください」という言葉に対して、前のように「自己卑下」的には感じられませんでした。逆にしっくりくるというか……
「ごめんなさい」、「許してください」は他者に対して言うのではなく、自分に言うことなのだと。自分の心と体を大事にしていなかった私が、自分自身に唱える言葉だと思えたからです。
さらに本の情報によれば、「ごめんなさい」、「許してください」は、記憶を今までほっておいたことに対して、またそれに対して何もしなかったことに対して述べる言葉だと書いてありました。
最初に、ホ・オポノポノの本を読んだときには、ピンとこなかったこれらの言葉が、今の状況になって腑に落ちたのです。
新しく出版されていたホ・オポノポノの本も読み、自分自身の記憶を日々クリーニングし始めました。それと並行してアファーメーションをすることによって、私自身に変化が出始めたのだと思います。
自分を変えるのは、難しい。でも自分にあった方法に出会えば、楽しんでそれをすることもできます。私がしているようなアファーメーションでなくても、ホ・オポノポノでなくても構わないのです。自分にしっくりくるもの、楽しくできるものであれば、なんでもいいのです。
そういうことに気付けたのも、リウマチからの贈り物のひとつです。このような方法を身に着けることは、これから生きていく上でもきっと役にたつと思うのです。
4つの言葉だけではなく、他のクリーニングツールも用意されています。ご興味があれば、ぜひ、本を読んでくださいね。
いつも、最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
●参考文献
・「ウニヒピリ ホ・オポノポノで出会った『本当の自分』」 イハレアカラ・ヒューレン、KR、平良アイリーン サンマーク出版
・「ウニヒピリのおしゃべり 本当の自分を生きるってどんなこと?」吉本ばなな、平良アイリーン 講談社
・「アロハ! ヒューレン博士とホ・オポノポノの言葉」平良アイリーン(著)、イハレアカラ・ヒューレン(監修)サンマーク出版
おくむら整体院 奥村多恵子