頭痛の患者さんへの施術

激しい頭痛が繰り返し起こるため、脳神経外科CT検査などを受ける方は少なくありません。このような場合でも原因が分からないまま、鎮痛薬が処方され「とりあえず様子をみましょう」と言われることはとても多く見られます。
鎮痛薬で頭痛がおさまっても、痛みを抑えているだけで治している訳ではありません。また、鎮痛薬を長く服用すると、薬剤性の頭痛を引き起こす・・・などの副作用が出たり、薬が効かなくなりより強い薬が必要となったりします。
このような悪循環を避けるため、できるだけ早く頭痛を改善させる必要があります。今回は、頭痛が起きる原因、頭痛への当院の施術方法についてご説明します。

*次回は、より早く頭痛を改善するために、患者さんにして頂いていることについてご紹介します。

●頭痛が起きる原因と施術方法

検査では問題がないのに、頭痛が起きるのは、症状を引き起こす「身体の状態」になっているからです。患者さんは多かれ少なかれ、図1のように腰や背中が丸く、頭が前に突き出た姿勢になっています。

頭を支え動かす筋肉で一番大きなものは、骨盤~頭部に付くため、腰や背中が丸くなるとそれに伴って、頭は前に出ます。このため頭を支える筋肉は常に緊張を強いられます。
筋肉が緊張すると神経は興奮し、血管は収縮して血流が低下します。それにより、頭痛などの諸症状が起きてくるのです。
図1のようになるのは、身体前面の腹筋が縮み、後面の背筋が伸ばされているからです。つまり前面・後面の筋肉が「正しく伸び縮みしていない」からです。
このため、施術ではこれらの筋肉が正常に働くように調整をして、図2のように腰、背中が伸び、頭が胴体の真上にのる本来の正しい姿勢に戻していきます。

この姿勢では、頭を支える筋肉は過度な緊張を強いられることはありません。
そのため神経の興奮は低下し血流も改善し、頭痛は改善していきます。つまり、当院の施術では筋肉を調整して、正しく働けるようにすることで、頭痛を引き起こしている身体の状態を改善していきます。その結果として、頭痛は軽減されていくのです。

●整体では改善できない頭痛

脳に問題があって頭痛が起きている場合、整体では改善できません。参考までに頭痛が生じるいくつかの疾患について簡単にご説明します。

○頭蓋内圧亢進:噴出性の嘔吐を伴う頭痛。脳腫瘍、頭蓋内血腫などが原因。
○くも膜下出血:今まで経験したことがない、突然の激しい頭痛。脳動脈瘤破裂が原因
○慢性硬膜下血腫:1ヶ月~数か月前の頭部打撲後の頭痛。頭部打撲後に徐々に脳の外側に血液が貯まり、脳を圧迫する。高齢者に多い。
今までにない激しい頭痛があるときは、まずは脳神経外科を受診されることをお勧めします。

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