リウマチからの贈り物3 関節リウマチとは?
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関節リウマチとは?
医療機関に今までほとんど縁がなかった私にとって、医療機関に行くこと自体、とても敷居が高いものでした。
そして久しぶりに受診して、患者の一人として、現在の医療についていろいろと感じることがありました。ありがたいこともあり、疑問に思うこともあり、憤りを感じることもあり……患者の立場はとても弱いことも実感しました。
このあたり、次回に書かせていただきますね。
今日はまず、関節リウマチはどのような病気なのか簡単にご説明させてもらいます。
国内の関節リウマチ患者は、60~100万人いるといわれています(人口の0.6~1.0%)。
もっと少ないと思っていましたが、それほどまれな病気でもないことが分かります。
30~50歳代での発症が多く、男性に比べて女性の発症は約5倍、女性に起こりやすい病気のひとつです。
関節リウマチは「自己免疫疾患」です。
本来自分を守ってくれる免疫システムが「暴走」して、自分自身の組織を攻撃してしまう病気です。
特に関節の内部にある滑膜という組織を攻撃し、関節に腫れや痛みを起こします。
進行すると、骨破壊が進み関節が変形していきます。
原因はよく分かっていないとされていますが、細菌やウイルスの感染、過労やストレス、喫煙、出産やけがなどをきっかけに発症することがある、とも言われています。
治療方法としては、免疫抑制剤で症状の進行を遅らせたり、ステロイド剤で痛みを緩和させる、薬物療法が中心です。
1999年から許可になったメトトレキサートという免疫抑制薬により、関節リウマチの治療は飛躍的に進んだと、医師から説明を受けました。
それまでは、薬で痛みを抑えるだけで、関節破壊による変形を防ぐことが難しいとされていたそうです。
しかし、免疫抑制剤には感染症にかかりやすくなる……などの、副作用があります。医療機関からもらったパンプレットには、メトトレキサートを服薬すると、間質性肺炎にかかりやすくなる、と書いてありました。
私は医療機関を受診する前から、できるだけ薬は飲みたくないと思っていました。
それは、私は今まで様々な代替療法を使って、自然治癒力を高める方法で諸症状を治してきたという経験があったからです。
医師からの説明を聞きながら、せっかくのいい薬を拒否することは、非常識にみえるだろう、もめるだろうなと、病状に加えそことが重く心にのしかかりました。
結局機関は、4カ所回りました。そのことについては、次回書くことにします。
おくむら整体院 奥村多恵子