リウマチからの贈り物4 1カ所目の医療機関 A整形外科へ 

このブログは、関節リウマチのような「治らない」とされている病気の方々に何かお役に立てればと思い書いています。また、そうでない方にとっても、病気のとらえ方、医療との付き合い方、代替療法の取り入れ方……など、何かヒントになればと思います。

1カ所目の医療機関 A整形外科へ 

右手に続いて左手の人差し指のつけ根(MP関節)に腫れと痛みが出たことで、私は重い腰を上げて医療機関を受診しました。

関節リウマチの可能性を否定してもらいたいという気持ちが強かった時期です。リウマチ内科に最初からいく勇気がなく、整形外科を受診しました。

●A整形外科受診    2020年6月半ば    

A先生に私の症状を伝えました。

右手の人差し指のつけ根(MP関節)はずっと赤く、痛みが多少ある

両手の指に症状が出ては消えるを繰り返している

・両方足の裏に違和感がある、特に右足の親指の裏側にしこりのようなものを感じ痛む

両手足のレントゲン撮影をしました。その後のA先生と私の会話です。

A先生:「レントゲンでは異常ないですね。今は右手の人差し指と、右足の親指の裏側が痛むんですね。なら、そこをエコーしてみてみましょう」

2カ所にジェルを塗り、エコー検査を受けました。

A先生:「大丈夫ですね。関節の中はきれいです。異常ないですね」

私:「でも、今まで両手の指が腫れたり、痛んだりしたんです。今はこの2カ所だけですけど」

A先生「でも、今は大丈夫なんでしょ、検査も問題ないし。どうして痛いのかは分からないですよ。検査では異常ない」

私「…… 足の親指の裏のしこりは大きくなってきている感じがします」

A先生:「いや、エコーでは、水がたまってるようもみえるけど、これ以上は分からないですよ。分からないね。気になるなら、腫瘍科に行ってください。紹介状書いておきます」

私:「腫瘍?私は今までの様子から、リウマチじゃないかと思ったのですけど」

A先生:「ああ、それもあるかも。リウマチの初発は、あなたと同じ、手の指のMP関節が多いですからね。」

私:「……?」(血液検査はしないのですか、と言いそうになりやめました)

A先生:「とりあえずは湿布貼ったらどうですか?いりますか?」

私:「えっ、湿布?…… 家にありますのでいいです」

小さな抵抗を示して先生との会話は終了しました。

A先生は穏やかないい方ですが、結局私の症状の原因は分からないままでした。

関節リウマチの可能性を多少なりとも疑うなら、レントゲン、エコーに加えて血液検査をなぜしないのだろう、と私は思いました。

血液検査をしてください、と言うこともできましたが、その気力がわきませんでした。

もし、私から頼んで血液検査をしてもらい、関節リウマチと診断されても、そのあと、ここで治療するのは難しい、と感じました。

腫瘍科への紹介状をもらいましたが、今までの経過からして、原因は腫瘍ではないと私は感じ、結局腫瘍科は受診しませんでした。

(2020年10月現在、腫瘍ではないかと言われたこの「しこり」は、その他の症状とともに完全になくなっています。)

高い敷居をやっとまたいで受診したのに、レントゲンとエコーでは異常がない、という結果で終わってしまいました。

この後、別の3つの医療機関を回ることになります。

おくむら整体院 奥村多恵子