リウマチからの贈り物(29) 『おだまり帽』 残った症状ばかり考えてしまうとき

このブログは、関節リウマチのような「治らない」とされている病気の方々に参考になることがあればと、書いています。また、ご病気でない方でも、病気のとらえ方、医療との付き合い方、代替療法の取り入れ方……など知っていれば、役に立つ情報もお伝えします。

『おだまり帽』 残った症状ばかり考えてしまうとき

2020年7月初旬にリウマチと診断されましたが、日記などをみると、その数か月前から手の指が理由もなく急に腫れるなどの症状が出て、何かおかしいなと思うことが時々あったことを思い出しました。

その後、2020年7月半ば~9月末までの2カ月半の間、さまざまな関節が腫れて、痛みが出ました。一番辛かったのは、両肩関節の痛みが強く、わずかしか動かせなくなった頃です。パンツを引き上げたり、食べ物を口に運ぶのも大変になり、これからどうなるんだろうと不安でした。また、服薬しない選択をしたので、関節の変形が進む恐怖も感じていました。

やっと肩の痛みがましになったかと思うと、今度は膝が痛くなって立ち上がりにくくなったり…… と次々と痛む関節が変わっていきました。これがリウマチの特徴なので仕方ないのですが。

それが、10月頃から痛む関節が減ってきて、10月後半から11月にかけて急速に改善していきました。関節の変形も出ませんでした。

この調子だと、12月頃から仕事復帰できるのでは、と思っていた矢先に両眼の疾患が見つかり、手術となりました。数か月前のような痛みがあれば、手術は先送りにせざるを得なかったはずなので、とても幸運だったと思います。

現在、肩、膝、股関節、首関節などの関節の痛みは全く出なくなりました。しかし、両手首と足の裏の痛みはすっきりと改善していません。

寒さが厳しくなった12月頃からは、明け方に両手首の痛みが強くなりそれで目が覚めることが増えました。いわゆるリウマチ特有の「朝のこわばり」です。同時に両腕の二頭筋(力こぶの筋肉)も「朝のこわばり」でかちこちになり、ひきつったような嫌な、痛み方をする日もあります。

そういうときは、先日ご紹介した西式健康法の「膝立て金魚運動」で足だけ倒す運動をしたり、「毛管運動」をしたりすると、二頭筋のこわばりは改善することが分かってきました。

手首の方は、洗面器にお湯を入れて両手をしばらくつけておくと、徐々に普通に動かせるようになります。でも、手首をねじる動作や、ある程度の重さのあるものを持ち上げたり、車の運転、手をついて、床から立ち上がるなどもまだできません。

この状態ですと、「整体」の仕事はまだもう少し時間がかかりそうです。急速によくなっていたときには、もっと早く仕事復帰できると予想していたのに…… 思わぬところで足踏み状態になってしまいました。

どうして手首だけ良くならないんだろう、いつ良くなるんだろう、ずっとこのままだったら…… といつの間にか頭の中で言葉が回っています。
肩関節の痛みが出なくなり生活が断然しやすくなったときには、そのことをありがたく思っていたのに、いつの間にか、まだ残っている症状ばかりが気になっていました。

愚痴っぽくなっていたらしく、家族からもそのことを指摘されました。
「また、そんなことを言って、体にいいこをしてるんだから、治るよ」と。

そう言われれば、そうなんだけど。それでも、手首を見てはため息をついたり…… 

そんなとき、思い出したのです。

お笑いセラピスト、尾﨑里美さん(*)が主催するセミナーで、「頭の中でいろんなことを考えてしまうとき、『おだまり帽』をかぶればいいよ」と言われていたことを。実際に尾崎さんが作った『おだまり帽』も見せてもらいました。そのとき、へえ~面白いな、と大笑いしました。

(*イメージトレーニングについて書くときに、詳しくご紹介します)

そうだ、私も作ろう!と古い帽子にフェルトを縫い付けて、『おだまり帽』を作ってみました。こんな感じです。

そして、手首のことや、仕事のこと、そしてそれだけではなく、昨年8月に亡くなった母に対してもっとこうしてあげられたら良かったのに、リウマチのためにできなかった…… などというたくさんの「考えても仕方ないこと」が頭の中で騒ぎ始めると、この帽子をかぶるようにしています。

そうすると、頭の中の騒がしい声が落ち着いてきます。

そして、改めて思い出します。目の疾患になり手術したことも、また手首がまだ痛むのも、神様がもう少し休んだ方がいいよ、と言ってくれているのだと。

多くの人に支えられて、こんなに良くなってきているのに、残っている痛みにばかり焦点を当てていることに、自分でまた気が付けるのです。

そんなとき、私の焦る気持ちが伝わったかのように、友だちからメールがきました。

「仕事は焦らなくていいよ、質を高める時間だと思って休んでね」と。

また、その日の夜には当院の患者さんからも同じような内容のメッセージを頂きました。

ありがとうございます。

ああ、シンクロしているなと。

自分が変われば、いろいろなことも好転していくと。

支えてくださっている方々、家族に感謝して、リウマチからのたくさんの贈り物に感謝して、そして良くなってきている自分の体に感謝して、日々を大切に過ごしたいと思います。

私のように、頭の中で言葉が勝手に騒いでしまうとき、それを否定したり、無理にやめようと思わず、『おだまり帽』を作ってかぶるのはかなり効果がありますよ。

お勧めです。

いつも、最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
おくむら整体院 奥村多恵子

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