リウマチからの贈り物(18) 両眼の手術が終わりました。ブログを再開します

このブログは、関節リウマチのような「治らない」とされている病気の方々に何かお役に立てればと思い書いています。また、そうでない方にとっても、病気のとらえ方、医療との付き合い方、代替療法の取り入れ方……など、何かヒントになればと思います。

両眼の手術が終わりました。ブログを再開します

左目は「黄斑円孔」(リウマチからの贈り物17)、右目は「分離症」と診断され、両眼ともに11月に手術をしました。術後経過良好で、医師より通常の生活に戻っていいと言われました。

ブログを見て連絡してくださった方々、ご心配をおかけいたしました。

両眼ともに眼底の手術でした。左目は黄斑部にできた膜(黄斑上膜)に引っ張られて、黄斑部の網膜に丸い穴(円孔)があいていました。そのため、物が歪んで見えていました。

右目は無症状だったのですが、左目とともに検査をしてもらい、「分離症」を早期に発見できました。右目にも黄斑上膜ができ、それに引っ張られて(医師が言うには)網膜が「さけるチーズ」のように裂けていました。このままにしておくと、円孔になるリスクがあるとのことでした。

手術では黄斑上膜を取り、眼球内にガスを入れます。術後、下向きで生活することで、ガスの圧力で円孔や、裂けている部分を修復します。

術後から翌日の朝までは、寝るときだけではなくトイレに行くときも、食事中もずっと下向きです。

2日目からは、前は向いてもいい許可が出ましたが、寝るときはうつ伏せか、横向きです。上を向いて寝るのは禁止。上を向くとガスが眼底を圧迫しなくなるからです。

横向きもいいのなら、楽だろうと思っていましたが、そんなことはありませんでした。

寝返りをうつとどうしても上向きになってしまうため、ベッド幅の半分にクッションや布団などを積み重ねて、寝返りができないようにしました。左下で寝ていて、疲れてきたらいったんベッドに座り、今度は右下で寝るというようにしていました。

また、うつぶせ寝は長い時間すると首、肩、腰が痛くなります。そのときはベッドに座り前に置いたテーブルに穴あき枕を置いて、そこに顔を入れて寝たりもしました。

こういう寝方をせざるを得なかったので、夜中に何度も起き熟睡はできず、また、あちこちが痛みました。

昨日、やっと上向きで寝てもでいいですと、許可が出たときは本当に嬉しかったです。

こういう病気になって初めて、好きな形で眠れること、寝返りをうてることの有難さが分かりました。

今まで当たり前だと思っていたことが、当たり前でないことに気付けたのも、病気のおかげです。

リウマチで静養中に、両眼の治療ができたこととも、「リウマチからの贈り物」の一つです。感謝感謝。

次回は、リウマチの治療に戻ります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

おくむら整体院  奥村多恵子